フリーランスインフラエンジニアに必要なスキルや知識！単価相場も解説

技術系のスキル

・サーバースキル

案件によってどのOSを使用するのかにもよりますが、Windows、Linux、Unixなどの主流なサーバーの知識は最低限でも知っておきましょう。また、最近ではサーバーをクラウド化している企業が増加しており、クラウドサーバーの知識やスキルが求められるようになりました。主流のクラウドサーバーを扱えるスキルを習得しておくと仕事の幅も広がります。

・ネットワークスキル

ITインフラにネットワークは必須です。サーバーやアプリの通信方式、TCP／IP、ネットワーク機器の設定など多岐に渡ります。

・Infrastructure as Code（インフラストラクチャ・アズ・コード）に関するスキル

Infrastructure as Codeとは、ITインフラ構築や運用をコード化することです。

プロジェクトの規模が大きくなるにつれ、構築や運用に必要な時間・コストが増えていきます。また、煩雑な作業で人為的なミスの増加も懸念されます。

こういった問題に対する解決策の一つとして注目されているのが、Infrastructure as Codeなのです。Infrastructure as Codeでインフラ構築や運用の作業を自動化することで、時間・コスト・ヒューマンエラーの削減につながります。

デジタル化が急速に進む現代では、より効率的な運用が重要視されるため、Infrastructure as Codeに関する知識・スキルはインフラエンジニアにとって重要だといえるのです。

対人面のスキル

・ヒアリング力と提案力

クライアントの要求や希望を引き出すヒアリング力と、より最適な仕様や構成を提案するスキルが求められます。

・マネジメントスキル

一定の経験年数があると、マネジメントスキルも求められるようになります。PM（プロジェクトマネージャー）や、上流工程を経験するのがおすすめです。

エンジニア業界の単価事情

技術職であるエンジニアは、若くて経験が少ないエンジニアよりも、スキルが高く経験豊富なベテランエンジニアが求められます。また、求めるスキルが高い案件は単価も高い傾向にあるため、単価の高い案件を獲得するには、高いスキルと知識、経験が必要となるのです。

常駐案件の単価相場

開発スキルにもよりますが、インフラエンジニアは、他のエンジニアに比べると案件単価が高くなる傾向があります。

あくまでも目安ですが、週5日8時間の常駐勤務の案件における相場をご紹介します。

• 月額相場：約50～70万円
• 平均単価：約70万円
• 最高単価：約160万円
• 最低単価：約25万円

フリーランス歴5年以上のベテランインフラエンジニアになると、年収が1，000万円以上の方も出てきます。インフラエンジニアはスキルや知識が重視されるということがわかります。

企業で働くエンジニアの年収相場

では、企業で働くエンジニアの年収はどのくらいなのでしょうか。経済産業省が公表した2017年の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」では、企業に在籍するエンジニアの年収平均を公表しています。

近い職種である「ネットワークデータベース、セキュリティに関するIT技術スペシャリスト」の年収は758.2万円です。単純に12か月で割った場合の月給与は約63万円となります。

スキルや実務経験が豊富なインフラエンジニアであれば、フリーランスに転身してこの平均を上回る年収を得ることも可能です。