フリーランスプログラマーの注意点とは？仕事内容の将来性も解説

福利厚生がなくなるので生活へのリスクヘッジをしておく

フリーランスは企業や組織に属していない働き方なので、雇用保険や厚生年金などの社会保険の対象になりません。また、雇用されていれば企業が半分負担してくれていた公的な年金や健康保険税も、全額負担することになります。健康管理や安全に留意しつつ、もしものときのための備えをしておくことが必要です。

プログラミング以外の雑務を行う時間も確保する

企業でプログラマーとして働いている際には、営業や経理の担当者がいてプログラミングをしていればよかったかもしれませんが、フリーランスになると自分で処理しなければならなくなります。仕事に使える時間すべてをプログラミングに使えるわけではないことを勘案して、業務計画を立てましょう。

複数のクライアントから依頼された案件がある場合などは、それぞれを約束した期日までに完成させられるように、雑務を含めて業務を進めることは基本です。さらに、ときには将来性を考えて、効率のよい事務作業ができるシステムの構築や、スキルアップの計画を立てることも必要になってきます。

効率よく仕事を探す工夫をする

フリーランスは仕事が途切れると収入も途切れてしまいます。クライアントが途絶えてしまったり、プログラマーとしての業務に空白ができてしまったりすると、次の案件が取りにくくなることもあるでしょう。

とはいえ、営業の業務に時間を割くことで、スキルアップのための時間やプログラミングの時間が削られてしまうのは避けたいものです。そこで、フリーランス向けのエージェントを活用して、将来を見据えた案件を紹介してもらいましょう。

IT業界は慢性的な人材不足

インターネットの普及と規模拡大で、IT業界ではエンジニアの需要は高まるばかりです。現在でも60万人近くの人材が不足しているともいわれており、ある程度のスキルがあれば、フリーランスプログラマーとして仕事を受注し続けることは、さほど難しいことではありません。

企業側もフリーランスエンジニアに注目

移り変わりが激しいIT業界で、自社でエンジニアを採用することも、育成することも難しいと判断している企業は少なくありません。ITエンジニアの労働市場では完全な売り手市場となっており、自社でイチから人材を育てても、IT技術の変遷に対応できなければ意味がないからです。

このような事情から、スキルやノウハウを持ったフリーランスのエンジニアに注目が集まっているのです。すでにフリーランスのプログラマーに依頼している企業でも、開発業務はフリーランスに任せ、社内で行わなければならないコアな部分だけを正社員が行う体制をとり始めています。

ワークライフバランスがとりやすいので長く続けられる

受注した案件にもよりますが、フリーランスエンジニアは働く時間帯や場所の自由度が高いので、家庭などのプライベートな時間を優先できます。

一時的に何らかの事情で仕事のボリュームを減らさなくてはならなくなった際にも、可能な量の仕事を続けられます。プログラマーとしてのキャリアを失わずに済むので、男女を問わず将来性のある仕事だといえるでしょう。