フリーランスエンジニアと会社員では単価が違う？フリーランスになる方法とは

会社員

• 給料：決められた一定額で安定している
• 福利厚生：会社が保険の支払いや手続きをしてくれる
• 仕事内容：基本的には選べない
• 作業時間：定められている
• 作業場所：基本的には会社

会社員として勤務する際の魅力は、会社が保険などの手続きをしてくれて給料も安定している点です。自分の能力にかかわらず月給は一定なので、雇用されている以上は生活が安定します。

ただし仕事内容は原則割り振られる作業やプロジェクトを進める必要があり、必ずしも自分のやりたい仕事ができるとは限りません。また、作業時間もフレックス制でなければ毎日同じ時間に出社し、帰宅できるのは原則定時以降です。会社や担当している業務によっては一定時間まで残業しなければいけないケースもあります。

フリーランス

• 給料：請け負う作業により変動する
• 福利厚生：基本的になし、自分で手続きが必要
• 仕事内容：自分の好きな業務やプロジェクトを選択できる
• 作業時間：自由に決められる
• 作業場所：リモートワークなら基本的に問われない

フリーランスの特徴は収入が請け負う作業によって大きく変動する点です。能力が高い方であれば作業時間が少なくても会社員以上の給料を得られるケースもあります。職場に出勤する案件もありますが、リモートワークなら作業場所は問われません。

作業時間は委託を受けた業務をこなせば自分の自由に配分できるため、副業として請け負う方や家事育児や趣味など他に時間を大きく使いたい方にも向いています。

注意点として会社員ではなく個人事業主なので、開業届の申請をはじめ、年金や健康保険なども自分で手続きして支払わなければいけません。

案件を受けるには

フリーランスのエンジニアが案件を受注する際は、企業と契約しなければいけません。スキルがある方でも高い単価で取引してくれる相手がなかなか見つからないケースもあります。過去に勤務していた会社から案件の紹介を受けられる場合もあるので、相談してみましょう。

それでも難しい場合には、フリーランス向けのエージェントサービスを利用する方法がおすすめです。エージェントサービスは、本人自ら案件を探すのではなく、エージェントサービスのスタッフが案件を提案してくれます。

ただしフリーランスエンジニアと一口にいっても様々なジャンルの仕事があるため、エージェントを利用する際は下記の点を押さえて選ぶことが大切です。

• エンジニア専門のエージェントサービスか
• 自分のスキルに合った仕事を提案してくれるか

エンジニア専門のエージェントサービスであれば、IT人材の需要や単価相場、求められるスキルなどを熟知しています。本人のスキルレベルや実務経験、キャリアプランなどを考慮し、最適な案件を紹介できるのです。

フリーランスエンジニアに転職するときの注意点

今までエンジニアとして勤務していた方なら基本的なスキルは身についているはずです。ただし会社員として勤務していた方は一人で作業を進めることになるため、困ったときすぐ誰かに相談できるとは限りません。

もちろんクライアントへ相談して解決できるケースもありますが、バグの修正など技術的な面については回答してもらえないこともあるので、自分で解決できる能力は必要でしょう。

技術的な面については、フリーランスが集まるコミュニティに参加するなどして別途相談できる仲間をつくっておくのが大切です。