フリーランスシステムエンジニアの契約はどうなっている？仕事の仕方や多い年代を解説

出向型

フリーランスエージェントを利用して仕事を紹介された場合は、このタイプが多くなっています。決まった会社に出勤して業務を行うので、出向型と呼ばれているのです。案件が多く、飲食関係からインフラ関係まで、様々な業界のシステム開発を経験できることがメリットになります。

ただし、フリーランスエージェントへの手数料が発生するため、報酬額が減ってしまうことはデメリットです。

常駐型

自分から企業に営業をかけてプロジェクトに参画する方法です。企業から直接報酬が発生するため高単価の仕事が得やすいことや、常駐先の正社員と比べて残業が少ないことなどがメリットと言えるでしょう。

ただし、仕事は自力で獲得していかなければなりません。フリーランスエージェントと比べると、仕事の選択肢が少ないという点がデメリットです。

今までは、企業に出勤して業務を行うことが多かったのですが、現在ではリモートワークが可能な仕事も増えてきています。ただし、コミュニケーションや情報漏えいのリスク管理のために、出勤した上での業務を望む企業が多いことも知っておきましょう。

フリーランスには40～50代が多い

フリーランスには年齢制限がありません。スキルを身に付けてしまえば、50代でも60代でも活躍できるでしょう。

2020年5月に、内閣官房日本経済再生総合事務局が発表した資料に「フリーランス実態調査結果」というものがあります。この資料によると、フリーランス全体の約7割が40代以上という結果が出ています。

フリーランスは何歳でも働ける

働く意欲とスキルがある限り、何歳になっても活躍できる。それがフリーランスシステムエンジニアの特権です。とはいえ、年齢を重ねるにつれて新しい仕事が受注しにくくなるかもしれません。加齢による体力の衰えを想起させるなど、新しい技術の習得が苦手だろうと思われてしまうことがあるからです。

何歳になっても現役で働き続けるためには、常にスキルを磨き、体力を蓄えて、人脈をしっかりと築くことが大切です。また、年齢に応じた事業戦略を立てて、それを実行していくことも重要になってきます。ITの現場で人材の需要がなくなることはありません。むしろ、これからの時代はさらに需要が拡大していくでしょう。

平均年齢が30代と言われているフリーランスシステムエンジニアの世界。これからの時代は、スキルと経験が豊富なミドル世代の活躍が広がっていきます。