フリーランスシステムエンジニアの仕事を探す方法や単価相場とは

求人サイトで探す

仕事を探す中で一般的な方法が、エンジニアを対象とした求人サイトで探す方法です。一般的な求人サイトのほかに、エージェントサービスも含まれます。一般の求人サイトは自分で案件を探し、自分で応募します。一方エージェントサービスは、応募者とエージェントサービスのスタッフと面談を行い、スキルや実績、実務経験などをもとに適した案件を提案するのです。

エージェントサービスのほとんどは無料で登録できるので、まずは登録してどのような案件があるのか見てみるのもよいでしょう。ただしエージェントサービスを利用して案件の受注が決定した際は、仲介料などがかかる場合があります。

クラウドソーシングで探す

在宅勤務に特化したサービスであり、クライアントが個人に依頼する形で仕事を得ることができます。案件ごとに依頼内容、納期や単価が決められていることが特徴です。こちらも登録無料であり、プロフィールや履歴、実績を掲載すればスカウトのような形で仕事の依頼が入ることもあります。

ただし受け取った報酬を出金するときには高い手数料がかかる場合があるため、サイトの注意事項を確認しましょう。また、単価の高い仕事を請け負いにくいというデメリットもあります。

SNSで探す

TwitterやFacebook、ブログなどでも仕事を探せます。SNSを使う場合は、スキルや実績を公開し仕事が来るまで待つことが必要です。またはブログで実績を公開し、企業に営業して仕事を取る方法もあります。

実績やスキルがないと仕事を獲得するのが難しい方法であり、求人サイトやクラウドソーシングと比べると、仕事を取りにくい方法です。SNSを使わなくとも企業に直接営業をかけてもよく、企業から直接依頼された仕事の単価は高くなっています。

フリーランスシステムエンジニアの単価相場

あくまでも目安ですが、フリーランスのシステムエンジニアの単価相場は、60～80万円です。スキルの高い方や希少な案件、特定業界の製品導入など差別化できる案件は単価が上がります。単価を60万円とすれば、1ヶ月に1つ案件を請け負ったとして年間で720万円です。

途中で契約が切れる案件もあるので、単価の80％を報酬として考えると、年収544万円が額面報酬となります。ただし、個人で仕事を請け負うとなれば50万円程度の案件もあるので、さらに年収が低い可能性もあるのです。

中には100万円以上の単価の案件もあり、単価が高いと求められるスキルも高くなりますが、フリーランスだからこそ自分の能力にあった仕事を探せます。スキルにあった評価を受けるので、スキルの高い人ほど年収を上げられるでしょう。

しかし、正社員のシステムエンジニアよりも年収の高い方がいますが、税金や保険、仕事で発生する経費はすべて自分で支払わないといけません。納税するとなれば、自分で税金の計算をして確定申告します。

単価を上げる方法

単価を上げるには、幅広いスキルを身に着けて実績を積みましょう。ときには単価交渉も必要です。

・実績を積む

まずはクライアントとの信頼関係を築きましょう。信頼がないと継続的に仕事を発注してもらえず、単発で仕事は終わります。依頼通り正確に仕事をこなし、納期を守るようにして、何かあれば連絡を欠かさないようにしましょう。

・スキルアップする

スキルが高いほど、案件の単価も高い傾向にあります。スキルアップを図り、単価の高い案件に応募してみましょう。勉強会やセミナー、書籍などでもスキルを高められます。1つのスキルよりも、複数のスキルを身に着けた方が幅広い案件を受けやすく単価の高い案件にも巡り会えるでしょう。

・単価交渉をする

請け負った案件のクライアントと単価アップ交渉をしてもよいですが、これにもスキルがないと相手は交渉に応じてくれません。継続して仕事を依頼してもらえれば、交渉の余地が出てきます。そのクライアントで請け負った最初の案件で、交渉をするのはおすすめできません。