現代のIT業界では、フリーランスエンジニアの人口が増加していることは皆さんもご存知かと思います。フリーランスエンジニアとして働く以上、仕事は自ら獲得しなければなりません。
”フリーランスエンジニアを目指したいけど、案件をどのように獲得したら良いかわからない”
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?本記事では、現役フリーランスエンジニアの方に、「フリーランスエンジニアはどのように案件獲得しているのか」というテーマでインタビューしてきました!
これからフリーランスエンジニアを目指したい方や、現在フリーランスエンジニアだけど案件獲得に苦戦している方にとって必見の内容ですので、ぜひ最後まで読んでください!
目次
水浦さんのプロフィール
現役フリーランスエンジニアとしてご活躍中。
得意な領域は、サーバーやネットワークの構築、クラウドの設計・構築。
新卒でSIer企業にて8年間、サーバーやネットワークの運用・構築の経験を経た後、社内SEとして2年間勤務。その後、インフラ業務中心のフリーランスエンジニアに転身し、現在も活動中。
案件獲得にはどのような方法があるのか
ー 水浦さん、本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます!宜しくお願い致します!
水浦さん よろしくお願いします!
ー 本日は、水浦さんの「案件獲得法」についてお話を伺いたいと考えております!早速ですが、現在はどのような方法で案件獲得をされていますか?
水浦さん 私の場合はインフラ業務が得意ですので、基本的にインターネットから「フリーランスエンジニア 案件 インフラ」などで検索し、それに該当した記事を掲載しているエージェントや、案件情報を掲載しているエージェントのWEBページから探しています。掲載している案件で、自分にできそうな案件があればその案件に申し込むといった流れですね。
それと、人脈から案件を紹介してもらったこともあります。イベントを掲載しているプラットフォームの「こくちーず」を利用してエンジニア関連の交流会や相談会に参加し、その場に参加していたフリーランスエージェントの営業担当の方と知り合い、その経由で案件を紹介していただきました。
あとは、TwitterなどのSNSで情報発信をしていたこともあり、案件参画とまではなりませんでしたが、ダイレクトメッセージにて声をかけていただき、案件を紹介していただいたこともありました(笑)
ー WEB、人脈、SNSと様々な方法で案件獲得をされているんですね!実際に案件獲得をする中で、うまくいったことはありますか?
水浦さん そうですね、うまくいったことで言いますと、スキルシートの記載方法が良かったことですかね。クライアントは面談する前の段階では、スキルシートでしかエンジニアを判断することができないので、スキルシートは丁寧に記載するよう心がけました。
ー スキルシートを具体的に記載することで、自分のエンジニアとしてのバリューを正確にアピールしているんですね!反対にうまくいかなかったことはありますか?
水浦さん うまくいかなかったことは、希望条件の部分でフリーランスエージェントの営業さんとうまく擦り合わせができなかったことですね。私の希望と営業さんの認識が噛み合っておらず、希望の条件とは異なるような案件のご紹介をしていただいたこともありました(笑)営業さんに希望条件をお伝えする場では、具体的に自分の希望を伝えることで、その後のやりとりや案件参画がスムーズに行えるのではないかと思いました。
案件獲得をする際に意識していること
ー 実際に案件探しをするにあたり、意識していることはありますか?
水浦さん そうですね、やはり案件によって条件が様々ですので、できるだけ希望の条件に近いような案件に参画することを意識しています。あくまで希望ですので、欲張りすぎると参入できる案件が限られてしまうので良くないですが、希望条件に近い案件に参画できると、仕事に対する満足度がかなり上がります。
私の場合「単価が見合ったものであるか」「インフラの業務であるか」「今までのスキルを活かせる仕事か」「場所」「リモートであること」を希望条件として挙げています。
ー やはりフリーランスエンジニアとして活動する上では、やりがいは欠かせませんよね!より案件を獲得しやすくするために意識していることなどはありますか?
水浦さん 先ほどスキルシートを丁寧に記載するという話をしましたが、やはり案件獲得をする上でスキルシートの記載方法は重要だと思います。
私が具体的に意識していることは、スキルシートのスキルの部分を箇条書きにし、自分はどのような対応ができるのかを明確に記載しています。特に技術的なスキルに関しては、流行り廃りがありますので、クライアントにとって喜ばれそうなプロダクトは強調すると良いと思います。インフラで例えるなら、「AWS」などは業界的にホットなプロダクト(サービス)ですので、より具体的にプロダクトに関する説明や、要件定義や設計などの作業工程を記載することで、クライアントからの評価を得やすくなります。
案件獲得する際にはスキルシートが必須となりますので、スキルシートが不十分ですと、案件獲得どころか面談すらできないこともあります。スキルシートの記載は、フリーランスエージェントに添削してもらったり、自分で時間をかけて丁寧に作成することを強くお勧めします!
ー 案件獲得にあたり、それほどスキルシートは重要なんですね!スキルにあまり自信のない方や業務経験が浅い方などはどのようにスキルシートを作成していけば良いでしょうか?
水浦さん クライアントにとって効果があるのは、自分ができることを証明することです。ポートフォリオなどがあると効果的です。例えば開発業務の場合、何のプログラミング言語を使用し、どのようなポートフォリオを作成したのかが記載されていると、非常に説得力のあるものとなります。
あとは、資格を所有していることも、自分ができることを証明するために有効なものだと思います。資格には、その資格を取得するためには知識が必要なことから、その分野のリテラシーがあると判断されます。インフラで言えば、「AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト」や、ネットワークの知見をアピールできる「CCNA」といった資格がお勧めです。自分のやりたい業務では、どのような資格を所有していると有利なのかを調べてみると良いと思います。
フリーランスエンジニアとしてのキャリアを築いていくために
ー 最後に、今後フリーランスエンジニアとしてキャリアを築いていくために意識するべきことを教えてください!
水浦さん フリーランスエンジニアはスキルありきで仕事を獲得することができます。再三になりますが、スキルシートは日々更新を行い、丁寧に仕上げることが重要です。
また、フリーランスエンジニアの案件には、様々なクライアントの案件があり、その案件が公開されるタイミングもまた様々です。タイミングによっては、自分が持っているスキルを必要としている案件に巡り合わない可能性もあります。ですので、どんなタイミングでも案件を途切らせないために、積極的に交流会や相談会に参加してたくさんの繋がりを作ると良いと思います。
そして、その繋がりはいつか案件獲得のキッカケになるなど、自分を助けてくれるタイミングが来るかもしれない、と私は思っています。フリーランスエンジニアとしてキャリア形成するためには、日々の情報収集ももちろん必要ですが、繋がりを大切にすることも忘れないでほしいです!
ー 水浦さん、本日は貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました!
水浦さん ありがとうございました!
水浦さんのお話にもありましたが、フリーランスエンジニアとして案件を獲得するためには、スキルシートは非常に重要な要素となります。弊社では、現役フリーランスエンジニアとして活躍しているスタッフが、スキルシートの添削やキャリア相談など、あなたのフリーランスライフを支える「フリーランスライフパートナーズ」というエージェントサービスを運営しています。
「これからフリーランスエンジニアを目指したい方」「フリーランスエンジニアとして今後のキャリアをもっと良くしたい方」はぜひお気軽にご相談ください!