【実話】フリーランスエンジニアが住宅ローンを組んだ話

多くの人が夢見るマイホーム。家を建てるためには、建物ももちろんですが、その建物を建てるための土地も必要となります。その購入資金はとても大きな金額になることは、誰しもわかっていることだと思います。「人生で一番大きな買い物」に該当する方が大半です。そこで必要となるのが「住宅ローン」です。

国土交通省の調査によると住宅ローンの平均借入額は約1,551〜3,361万円と言われています(国土交通省 住宅市場動向調査)。住宅ローンを組む際には審査があり、収入や預金額、信用情報に問題がないかが問われます。

フリーランスエンジニアも住宅ローンを組むことができます。ただ、「フリーランス」という働き方はまだまだ世間からの社会的信用が低く、住宅ローンを組むことは決して簡単ではないのが事実です。

では、どのようにしたらフリーランスエンジニアが住宅ローンを組むことができるのでしょうか?実際に現役フリーランスエンジニアとして活躍し、家族を養いながら住宅ローンを組んでいる松浦さんにインタビューをしてきました!住宅ローンを組むために意識することやノウハウについて、お話を聞かせていただくことができたので、これから住宅ローンを組もうとしているフリーランスエンジニアの方は是非参考にしてみてください!

松浦さんのプロフィール

フリーランスエンジニアとして活躍し、住宅ローンも契約している松浦さん

現在はアプリケーションエンジニアとして活躍中。
会社員として上場IT企業に6年間勤務した後、フリーランスエンジニアに転身。フリーランスとして現在16年目。
20代でご結婚され、現在は2人のお子様がいます。
体を動かすことが大好きで、日頃から仕事が終わった後にスポーツクラブで汗を流すことで頭の疲れを解消している。

住宅ローンの契約方法

ー 本日はお忙しいところお時間を作っていただきありがとうございます!よろしくお願いします!

松浦さん よろしくお願いします!

ー 早速ですが、住宅ローンを組む際はどのような方法で契約しましたか?

松浦さん 住宅ローンを検討している方はよく聞くと思うのですが、私は「変動金利型の住宅ローン」を利用しています。

会社員と審査基準は異なるものの、フリーランスでも住宅ローンを組むことは可能です。フリーランスという働き方は、「社会的信用が低い」というイメージが世間には定着していますが、確定申告を正しく行っていれば心配する必要はありません。

一般的に住宅ローンは、「勤め先」「年齢」「所得」によって借入金額が変わると思いますが、フリーランスも審査基準に差異があるものの同様だと考えています。

自分のみの名義で希望する額を借入が出来ない場合は、収入合算でローンを組んだり、ペアローンといったローンの組み方もあります。私の場合、希望額まで少し満たなかったため、妻との収入合算することで希望額まで借入することができました

これはフリーランスに限らず会社員も含め、希望借入額に満たない場合は、夫婦や親族などで収入を合算し、世帯収入を増やす事で借入できる金額を増やす事ができます。

ー なるほど。収入合算でローンが組めるんですね!住宅ローンを組む上で、自分で用意する書類などはありましたか?

松浦さん 私の場合、直近過去3年分「確定申告書」を用意しました。過去3年分というのは金融機関側からの指定であり、所得額安定性、そして返済能力を見極めるために必要とのことでした。

住宅ローンを組むことができた要因

ー 実際に住宅ローンを組むことができた要因は何だと思いますか?

松浦さん そうですね。これが全てかはわかりませんが、確定申告書の内容がローンを組むことができた大きな要因だと思います。私は、住宅ローンを組む前から税理士とファイナンシャルプランナーと契約をしており、住宅ローンを組みやすくなる方法を教えていただきました。

特に参考になったのが、税理士の方の助言だったのですが、確定申告書の所得金額が年数を重ねるごとに伸びていると、「業績が伸びている」という評価に繋がり、安定的に所得を得ている証明になるとのことでした。

フリーランスの方は所得税の節税対策として、様々なものを経費で計上しますが、その行為はある意味、1年間の所得を減らす行為でもあります。ですので節税も大切ですが、住宅ローンを組むことを考慮すると「年々所得金額が増えている方が金融機関や保証会社からの印象も良くなる」という理屈です。

ー 確定申告の仕方も重要なのですね!日銀の「マイナス金利政策」の導入によって借入金利にも変化があると思うのですが、松浦さんの場合はどうでしたか?

松浦さん はい、数年前と比較して借入時より基準金利が低下傾向にありますね。大幅に金利が下がった場合は「借換」も一つの手段かと思います。

実際に私も、住宅ローンの金利を契約時よりも下げることに成功したことがあります。その際には、比較対象として他行の見積書を持って交渉をしに行きました。

交渉の方法としては、住宅ローンを契約していた金融機関に「〇〇銀行は△△%でしたので借換を検討しているのですが・・・。もう少し下げていただくことは可能ですか?」と伺いを立てました。

その結果、比較対象の銀行と同等の金利まで下げる事に成功しました。他行の見積書を作成する際にも、直近過去3年分の「確定申告書」で審査を通すことが必要ですので、少し手間なんですけどね(笑)

これから住宅ローンを検討している方へ

ー これから住宅ローンを検討されている方へ、アドバイスをお願いします!

松浦さん 住宅ローンを契約する上で最も重要なことは、住宅ローンを契約する前提で、どのくらいの借入金額が必要なのかを想定し、3年前から確定申告での所得金額を調整することだと考えています。所得金額を調整した上で、物件を決定し、住宅ローンの借入を行う、といった順序になります。

まずは自分の収入で返済できる金額なのか、また借入ができる金額なのかをシミュレーションすることが大切だと思います。借入ができないと物件を決めたところでお金が払えないので、契約解除になってしまいます。

あとは、先ほども話しましたが、確定申告を丁寧に行うことですね。税理士やファイナンシャルプランナーなどの詳しい人に相談することも有効な対策だと思います。

本日は貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました!

松浦さん こちらこそありがとうございました!

松浦さんに相談してみたい方はコチラ

貴重なお話を聞かせていただいた松浦さん、本当にありがとうございました。弊社ではエンジニア専門のフリーランスエージェント「フリーランスライフパートナーズ」を運営しています。現役フリーランスエンジニアのスタッフが、あなたの今後のキャリアや様々な相談に快くお答えします。また、フリーランス案件のご紹介もしておりますので、お気軽にご相談ください!

「求人・案件情報」や「お役立ち情報」をあなたの元へ
まずは5秒で無料登録!

    当社のプライバシーポリシーに同意の上、送信してください。

    関連記事

    TOP