こんにちは!フリーランスライフパートナーズ運営事務局の渡邉です!
今回は会社員エンジニアとしてのキャリアを捨て、フリーランスエンジニアへ転向し大活躍中の水浦さんに「会社員からフリーランスになるって、実際どうよ?」と、インタビューをしてきました!会社員エンジニアとして働いている人、フリーランスエンジニアになってみたい人、必見の内容となっておりますので、是非ご参考にしてみてくださいね!
水浦さんプロフィール
– まずは簡単に自己紹介をお願いします。僕は既に水浦さんのことをよく知ってますが(笑)
会社員時代はSIerに8年勤めた後に転職し、情シスのSEとして2年ほど働き、フリーランスへ転向。フリーランスになってから1年弱経ちました。SIer時代では入社時に3ヶ月のC言語を使った開発研修を経て、インフラ系の部署に配属され約4年間システムの運用保守業務に携わりました。研修ではそこそこC言語でコードを書いた覚えがあるのですが、もう随分前のことなので当時学んだC言語の知識はほとんど忘れてしまいました。笑
その後は、システムの移行案件に携わってサーバーの設計構築の実務を行ったり、移行作業の手順を整えたり…と移行を中心に要件定義から設計、構築、保守運用とインフラ構築の一通りの工程を担当することができ、非常に充実した4年間だったと思います。
もう8年も同じ会社で働いてきたので、そろそろ違ったことをやりたいなと思ったのが転職理由です。人と関わりコミュニケーション能力を活かせる社内SEという仕事に興味を持ったということもあります。
転職後は1,000名くらいの規模感の会社で、社内SE、いわゆる情シスとして働くことになりました。そこでは自身でサーバー構築等の作業は行わず、外部の開発会社の方々に委託する形で業務を進めていましたね。僕の役割としてはベンダーマネジメントとか、社内調整や社長へのプレゼンテーションとか。笑
– 社長プレゼンですか!中々貴重な経験をされましたね。
そうですね。今振り返ってみると、通常の開発会社では中々経験することのできない役回りをやれたのかなと思います。社長だけでなく役員も勢ぞろいで、経営陣から何を聞かれるか分からないという緊張感やプレッシャーもありましたが、それも含めて良い経験でしたね。
フリーランスエンジニアになろうと思ったきっかけ
– インフラエンジニアとして、そして社内SEとして順調にキャリアを築いていたように思えますが、なぜフリーランスになろうと思ったのですか?
副業としてWeb制作をやってみようと思ったことがあって、iSaraというページの模写をし理解できるようになれば一定の収入を得ることができるというネットの記事を見たんですよ。で、実際にやってみてそのレベル感には到達できたんですけど、クラウドソーシングで案件を探しても、Webデザインなしでコーディングだけお願いするという案件がそもそもなくて、全然取れなかったんですよ。それでこの相談も兼ねて「こくちーず」というサイトからキャリア相談会なるものに参加してみたんです。
そこで会った方から「HTMLやCSS等といったWeb制作のコーディングスキルだけで案件をとるのは難しいかもしれない。」と言われ若干ショックを受けたのですが、その後「インフラエンジニアの経験は十分だから常駐型のフリーランスにだったら全然なれるよ!」と言われ、考えてもなかった道が急に目の前に現れビックリした覚えがあります。笑
フリーランスというと、ノマドワーカー、ブロガー、Web制作等の自由でキラキラしたイメージがありました。自分のやってきた仕事は会社内の業務システムのインフラ構築が中心で、フリーランス等とは別世界の仕事だと勝手に思っていました。まさか自分が長年やってきた仕事内容が、フリーランス案件という形で需要がある等とは考えもしなかったんです。笑
最終的にフリーランスエンジニアになると決めた理由は
– なるほど、思わぬところから道が開けたのですね。で、結果フリーランスを選択したと。
はい。自分で案件を選べる、自分のスキル次第で高収入を獲得できるというのが気に入ったので、僕は割とすぐにフリーランスになると決心しました。その後、現職を辞めるタイミングを調整した上で、複数のエージェントに依頼し、案件を探してもらいました。最初は「自分のスキルを活かせるフリーランス案件が本当に見つかるのかな?」と不安だったのですが、すぐにエージェントの方から案件を紹介いただき杞憂であったことが分かりました。笑
案件参画までに取組んだこと
– 水浦さんのスキルシートを見て、余裕で案件見つかるなと思った記憶が蘇ります。笑 その他、案件決定~参画までに考えたこととかはございますか?
フリーランス案件探しを経て、需要があるスキルを優先的に身につけたいという思いが強くなった為、需要が大きいものは自分のスキル経験が浅い仕事も積極的に受けるようにしました。当時はほとんど経験がないAzure IaaSのサーバー・ネットワーク構築というお仕事を任される仕事に入ることになった時には、キャッチアップする為に自分で調べ続けたり、分からなくて悩んだり、しんどい思いをすることもあるだろうという覚悟で現場に臨みました。
意外にも手厚かった現場のサポート
ところが実際に現場に入ってみると、既に複数の有識者がおり、必要に応じて相談できるので、全て自分だけで解決する必要はありませんでした。フリーランスは即戦力で、すぐに成果を期待され誰も教えてなんてくれないだろうと思い込んでいたんです。もちろん現場によるのかもしれませんが、それって会社員でも同じことで部署の教育方針や先輩社員との関係性にも左右されますよね。一言で言うと、常駐型のフリーランスエンジニアは会社員の延長線上のような扱いに近いのではないでしょうか?案件参画時点で要求スキルの全てを満たしていなくても、足りない部分は何らかの形で補うチャンスがあります。ITエンジニアが不足しているという背景もあり、全てのスキルを満たしている人材を集めるのが難しくなっているからかもしれませんね。
– 自分のスキルを発揮しつつ、かつ学ぶこともできると。
はい、その通りです。中には本当に即戦力を求める案件もあり、そのような現場では相応の経験が求められます。ただそれとは反対に、ポテンシャルも含めて採用し、足りない部分は育てようとしてくれる現場もあります。フリーランス案件は日々膨大な量の案件が出回っているので、毎日探すという作業を続ければ、その中から自分にとってベストな案件が見つかるはずです!
読者の皆様へ
– では最後に、読者の皆さんに一言お願いします!
僕がこの記事で伝えたいことは、IT業界で会社員として働いている人は、意外と自分が経験してきた業務がフリーランス案件としても存在しており、フリーランスエンジニアになれる可能性があるということです。また、多少スキルが満たない部分があってもなんとかなります。エンジニアは技術スキルが求められるので、システム開発、インフラ構築、保守・運用といった業務を行うのに必要な技術スキルが全くないという人は厳しいかもしれませんが、熟練を積んだ職人というレベルまで詳しくなくても大丈夫です。
今会社員として働いているエンジニアの皆さんも、現在のスキルで十分にフリーランスとしてやっていける可能性があります。是非一度、フリーランスライフパートナーズのコンサルタントにお話を伺ってみてはいかがでしょうか?